そんな春の日曜日の朝の話
気持ちのいい朝だなあ。
少しの遅めの桜の開花に心は躍っていた。
妻の実家からひとり自宅へ帰る日曜日の朝のことだった。
すき家で朝飯でも食べて帰るかあ。
暢気にハンドルを握っていると、突然、春一番のような腹痛に襲われた。
慌ててコンビニの駐車場に車を停める。
店内へ駆け込もうとした瞬間、腸内の圧力は急激に上限値を超えた。
俺は、うんちを漏らしたのだ。
正直驚いた。
しかし私もアラサーである。
焦ることは無かった。
でもうんちは拭きたかった。
だって、うんちを漏らしたのだ。
ぎこちないステップを踏みながら、祈るようにトイレへ向かう。
難なく入れたトイレの中で、情けない姿で事故処理を行った。
帰り際、店への御礼で買ったピルクルは、やけに腸に響いた。
そんな春の日曜日の朝の話。
アディオス。
追伸
今年度も皆様お疲れ様でした。